命日にお参りするということ
「命日」とは、文字通り”いのち”の日です。亡き人の”いのち”、そして自分の”いのち”——”いのち”をたずね、”いのち”に深く出会う日です。
静かに手を合わせ、”いのち”を見つめる時間を日常で持つことを、古くから大事にされてきました。慌ただしく、生きにくい今の時代だからこそ、少し立ち止まってお念仏しませんか?ご希望の方は受念寺、併設する老人ホーム「受念館」受付、もしくは併設する図書館「念々堂」でお尋ねください。
月参り
月参りとは、月忌参り、逮夜参りともいい、数百年前から続く日常の仏事で、毎月のご命日のおつとめです。例えばご命日が11月28日であれば、毎月28日やその前日におつとめします。大阪ではご自宅でされるのが一般的ですが、お寺でもおつとめできます。
月参りの流れ
所要時間 約15〜30分
ご自宅に訪問。お内仏(仏壇)の前で『正信偈』を一緒におつとめします。
年忌法要
ご命日を機縁として、決まった年に執り行う法要です。一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌と行います。令和6年がご命日の場合、一周忌は一年後の令和7年、三回忌は亡くなった年を一年目と数え、三年目の令和8年となります(亡くなった年+○回忌-1)。ご家族、親戚集まってお参りください。ご自宅でもお寺でもおつとめできます。お寺でされる場合も場所代はかかりません。
年忌法要の流れ
所要時間 約50〜60分
伽陀
表白
仏説阿弥陀経 念仏淘三 和讃
正信偈 草四句目下 同朋奉讃
法話
Q&A
Q. ご命日に予定が合わないときはどうしたらいいですか?
ご命日に近い休みの日など、ご予定の合うときで結構です。
Q.お内仏(仏壇)がなくてもできますか?
はい、大丈夫です。ただ何もないところでおつとめはしにくいので、小さい紙製の御本尊(三つ折り本尊)でもあるとおつとめの「場」ができます。お寺でご相談ください。また、自宅ではなくお寺にお参りくださっても結構です。
Q. 忙しくて毎月は時間が取れません。
継続しておつとめすることが大切ですので、生活の負担にならないよう、続けやすいスタイルで結構です。
例えば、
お彼岸やお盆
祥月命日(年に1回のご命日当日)
年忌法要
など、いずれかの機会におつとめください。