2025年12月の法語掲示板
自分で自分は見えない 他なる力によって初めて見える (『あなたに贈る言葉’25』( 仁愛大学)) 「自分のことは自分がいちばんよく知っている」そう思うかたが多いかもしれません。 ある方は、人生に行き詰まり、深く思い悩...
お寺の掲示板自分で自分は見えない 他なる力によって初めて見える (『あなたに贈る言葉’25』( 仁愛大学)) 「自分のことは自分がいちばんよく知っている」そう思うかたが多いかもしれません。 ある方は、人生に行き詰まり、深く思い悩...
お寺の掲示板喜ばしき一つの顔があるならば 我らの生活は立つ (児玉曉洋) 金沢の「崇信学舎」という仏教の学び舎に通っておられた、浅田友井(ともい)さんのお話しです。浅田さんは筋萎縮性側索硬化症(ALS)という非常に進行の早い運動神...
お寺の掲示板不安は私のいのちやもん 不安とられたら生きようがないわ (山崎ヨン) 「不安は私のいのち」—えっ?と思うかもしれません。私たちは「不安」がないことを願って生きていますから。これは、七十歳の山崎ヨンさんの言葉です。聴覚障...
お寺の掲示板私というものは 私の思いより もっと深い意義を 持っている (安田理深) 誰しもみな、「私らしくありたい」と思うでしょう。人生という長い時間で見ても、「自分は自分自身として人生を全うしていきたい」と思うのではないでしょう...
お寺の掲示板善悪の 字しりがおは おおそらごとの かたちなり (親鸞聖人) この言葉は、親鸞聖人の『正像末和讃』の一節です。 よしあしの文字をもしらぬひとはみな まことのこころなりけるを 善悪の字しりがおは おおそらごとのかたちなり...
お寺の掲示板漆黒とは 光を映す色のことだと (岩崎航(わたる)) 詩人・岩崎航さんの詩集『点滴ポール 生き抜くという旗印』の中の言葉です。岩崎さんは三歳で筋ジストロフィーを発症し、その後も進行していきます。常に人工呼吸器を使いなが...
お寺の掲示板死にむかって 進んでいるのではない 今をもらって生きているのだ (鈴木章子(あやこ)) 鈴木章子さんの詩「変換」の中の言葉です。鈴木章子さんは、北海道、知床半島の斜里町にある真宗大谷派西念寺の住職の奥様で、斜里大谷幼稚園...
お寺の掲示板どうにもならんということは 結論でない 転機です (安田理深) あるところに、学校の先生になりたい、という子がいました。ところがその子の成績がなかなか上がらない。だからなんとか成績をよくしようと頑張りますが、よくならなら...
お寺の掲示板本当のものが わからないと 本当でないものを 本当にする (安田理深『講述「化身土巻」』) テレビで見た一場面ですが、ある中学生は、おばあちゃんの焼く卵焼きが大好きでした。しかしあるとき、焦げた卵焼きが出てきたのです。認...